夢はかなわない
橋本功さんがドラマ(のたぶん再放送)で「夢がかなうなんて嘘だ」と言っていました。「世の中は、夢がかなわなかった人が、いやいや働く仕事で回っている。みんなの夢がかなったら成り立たないんだ」と。
それを聞いてたしかにそうなのかもしれない、と思いました。誰かがしなくちゃいけない仕事もあるでしょう。
でも、だからといって、自分が夢をかなえなくってもいい。ってわけじゃないし、自分がガマンするのは違う気がします。
でも、そもそも夢があるのか
そもそも「みんな夢がある。見つかっていないだけだ」っていう誰かが言った前提があるから苦しかったりするのかもしれないですね。
夢なんて気付けることも才能だと思いますよ。そのうえ、その夢が自分の才能にピタリとあっていることなんて奇跡に近いんじゃないでしょうか。
「やりたいことがない」というのが、苦しい状態だ。というのは思い込みです。そもそも、ない人の方が多いんじゃないでしょうか。
私の場合
私も、ずっとやりたいことが見つかりませんでした。
幼稚園のころに、将来の夢の絵を描きましょう。と言われた時の事を鮮烈におぼえていて。女の子はほとんど花屋さんかケーキ屋さんだったんですよ。
で、当時5歳か6歳の私はそれにびっくりして。
「お花を売って、1日いくらくらいになると思うの?」「それで生活できると思ってるの?」と書いている子に質問をして困らせました。当時からの強い経営者マインド。笑
でも、情報弱者な幼い私は、自分のなりたいものが何かまだ知らず、他の子の絵をみにいき、ケーキ屋さんだった子の絵を見て「まだ売れ残りを食べられるから、花屋さんよりは生活に困らなさそう」という理由でケーキ屋さんの絵をかいた記憶があります。
その後、先生の資格を取りに短大に通い、アルバイトをしてるうちに「将来、自分で何か会社をやろう」と決めました。
そこからは、まずはあたえられた仕事を一生懸命することを決めました。当時の派遣先の店長が、派遣社員で土日に働いていた私の卒業後の平日をほかのバイトの方の2倍近い時給で雇ってくれて。「他の人の2倍以上、働きます!!」と言って本当にそれ以上の売上をバイトのくせに出してたんですよね。さらに北海道でも個人売上1番、店舗も地域で1番の店にしました。
毎晩、仕事が終わってから、仕事仲間とビールとラーメン、というおじさんスタイルで仕事の話しで盛り上がるというね。笑
ただ「感謝の気持ち」で仕事をさせてもらえたことを、すごくありがたい経験だったな、と今も思います。
その後も「22歳までは、大学に行ったと思ってこの仕事を続けさせて!!」と、親を説得し、派遣社員プラスバイトで過ごすのですが。
22歳に正社員で就職してみよう。と入ったところが営業の仕事でした。・・・募集内容と全く違ってて、面接で「営業です」と言われ、すごいびっくりしたなぁ。
でも、今後、自分で何かやるのに絶対必要になるスキル。と思ったので、そんなに迷わず飛び込みました。毎朝、始発に近いくらいの時間に出て、終電くらいまで会社に残る。給料は歩合制だから、残業代なんてなし。という今思えば超絶ブラックでしたが、当時は「ブラック」という言葉がなかったので、与えられた仕事を一生懸命がんばりました。
おかげで「がんばっても成果を出せなければ給料0」というのも「成果を出せば、いいお給料がもらえる」というのも体験させてもらい、絶対に将来は自分で仕事をしよう。とどんどんと気持ちがかたまっていきました。
その後、ここで学ぶことは全部学んだ。というところまで働くことを決め、その会社で1番の成績を取ってからやめて(会社側にとったらいい迷惑だったかもしれません。笑)と転職を繰り返し、自分の知らない分野にとびこんで「企業の新人研修」という、教える側が本気で教えてくれる研修を受けつつ、いろんなことを知っていきました。
学校と違って、会社の新人研修は「お給料をもらいながら、本気で教えてもらえる場所」です。ここを真剣に聞くのってすっごいためになりますよ。また、知りたいジャンルができたら会社の研修、いってみたいです。
話しがずれましたが、私、今9歳と1歳の子どもがいます。主婦になって、いったん「自分でなにかやりたい」って気持ちは落ち着いていたのですが。またこの1週間で、本当にやりたいことについて考えるようになりました。
「あ、やりたかったのってこれかも」って1つ気付いたら、どんどんアイディアとかやりたいことが出てきて、繋がっていって、なぜかフラッと違う目的で見たサイトや、テレビのニュースに「これだ!」ってものが次々に現れています。
でも、これも昔、一生懸命にやった過去があるからつながったり、気付けたことって多くって。がんばってよかったなーと思います。過去の自分の頑張りに感謝ですね。
今、やってることが「やりたいこと」じゃなくっても、どこかでつながるかもしれないです。でも、今やってることを一生懸命やってないと、その後にくるチャンスには気付けないと思います。
まとめると、「本当にやりたいこと」はいつ降ってくるかわからない。今、やってることを一生懸命やってくことがチャンスや気付くことになったりするよ。ということです。「過去の自分に感謝」と書きましたが、今の自分も「未来の自分」に投資をすることができます。勉強であったり、資産作りであったり。
また、少し未来の自分が今の自分を思い出して「あの時がんばってくれてありがとう」ってお礼を言えるように、また頑張っていこうと思います。
「やりたいことが見つからない」人は、今、できることと、将来の自分に役立ちそうなことの両方を考えたらいいですよ。見つかったときに「あ、できるわ」って思えるように準備期間なのかもしれません(*^_^*)

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